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サーバー用メモリの見分け方: ラベル・型番・BIOSから正確に特定する手順

30秒まとめ

サーバー用メモリを特定するには、まずラベルのPart Number、次にiDRAC/iLOなどの管理画面、最後にOSコマンドの順で確認します。型番が読めれば、容量・DDR世代・RDIMM/LRDIMM・速度の候補をかなり絞れます。

まず結論: 見分けに使える3つの情報源

情報源分かること使う場面
メモリラベルメーカー型番、容量、速度、製造ロットの手がかり現物を取り外せる、または写真が撮れるとき
BIOS / iDRAC / iLO搭載スロット、容量、速度、エラー状態サーバーにリモート管理で入れるとき
OSコマンドメーカー、Part Number、容量、速度OSへログインできるとき

メモリラベルの読み方

メーカー名と末尾までのPart Numberを読み取り、容量・速度・種別・Rankを確認します。写真はラベル全体が読めるように撮影します。

型番の例1枚の仕様8枚の公称容量
Kingston KSM56R46BD4PMI-64HAI64GB・DDR5-5600・ECC RDIMM・2Rx464GB×8=512GB
NEC N8102-76732GB・DDR5-5600・ECC RDIMM・2R32GB×8=256GB

型番末尾を含めて照合します。この容量計算だけでは、対象機器への互換性や実際の動作速度は決まりません。

Samsung型番の見方

Samsungのサーバー向けDIMMは、M321R、M393、M386などで始まる型番が多く見られます。型番からDDR世代、容量、速度グレードの候補を読み取れます。

例: M321R2GA3BB6-CQK 確認する点: 先頭のM3系コード、中央の容量コード、末尾の速度グレード

Micron型番の見方

MicronはMTC、MTAなどで始まる型番が多く、ラベル上に容量や速度表記が併記されることがあります。型番と容量表記をセットで控えてください。

例: MTC20F2085S1RC48BA1 確認する点: MTC/MTAの型番、容量、PC5/PC4または速度表記

SK hynix型番の見方

SK hynixはHMC、HMA、HMTなどで始まる型番が多く、DDR5世代ではHMCから始まる型番が見られます。ラベル写真では型番の末尾まで読めることが重要です。

例: HMCG88AGBRA193N 確認する点: HMC/HMA/HMTの型番、容量、速度グレード、Rank表記

デスクトップ用メモリとの違い

RDIMM / LRDIMM / UDIMM の見分け

サーバーではRDIMMまたはLRDIMMが使われることが多く、一般的なデスクトップ用UDIMMとは混在できません。ラベルのRDIMM、LRDIMM、Registered、Load Reducedなどの表記を確認します。基礎用語はDIMMメモリ規格ガイドも参照してください。

ECC有無の見分け

ECCメモリはエラー訂正用のチップを持ちます。外観だけで断定せず、ラベル型番、サーバー管理画面、メーカー資料で確認してください。

BIOS・管理画面での確認手順

Dell iDRAC、HPE iLO、Lenovo XClarityなどでは、メモリスロットごとの容量・速度・状態を確認できます。交換前にスクリーンショットを残しておくと、後から構成を照合しやすくなります。

OSコマンドで確認する

Windows

wmic memorychip get BankLabel,Capacity,Speed,PartNumber,Manufacturer

Linux

sudo dmidecode -t memory

OSコマンドの出力は環境によって空欄や不正確な値になることがあります。重要な調達判断では、ラベル写真または管理画面の情報と照合してください。

どうしても特定できないとき

型番が読めない、サーバーを止められない、管理画面に入れない場合は、ラベル写真・サーバー型番・現在の搭載容量だけでも相談できます。写真は複数角度で撮ると特定しやすくなります。